2012年12月02日

県内河川の砂利 商業用の採取 再開へ

 和歌山県は県管理河川の砂利採取について、民間企業などによる商業的な一般採取を来年度から再開できるよう制度を見直している。対象河川は有田川、日高川、富田川、日置川、古座川、熊野川の6河川。河川に堆積した土砂を効率的に撤去することで、治水効果の向上を図る。


 県河川課によると、県管理河川では、1960年代ごろには商業的な砂利採取が行われていたが、河床が低下することで護岸設備や橋など河川構造物への悪影響が考えられたため、県が86年から一部地域を除き原則禁止とした。県は河床の推移を監視しながら、砂利の堆積が進んで治水に影響がある場合に公共工事として砂利を撤去していた。

 今回、土砂が堆積している部分について、治水面で緊急性の少ない所では、民間による採取を取り入れることで効率よく土砂が撤去できるとして、商業的な一般採取の再開ができるよう制度の見直しを始めた。

 具体的には、砂利採取が可能な地点や量を県が示した上で事業者を公募する考え。県は事業者と詳細な採取計画を協議し、河川構造物に影響がないようにするという。

 県によると、採取可能な土砂量は有田川で80万立方メートル、日高川で80万立方メートル、富田川で150万立方メートル、日置川で70万立方メートル、古座川で30万立方メートル、熊野川で320万立方メートルの計730万立方メートル。熊野川は河口から約5キロが国の直轄管理域になるため、県が管理する上流域が対象となる。

 県は今回の制度見直しについて、12月中にパブリックコメント(意見公募)を実施する予定。県は本年度中に制度内容を整え、来年度以降に運用を始めたいとしている。

+Yahoo!ニュース-和歌山-紀伊民報

Posted by jun at 2012年12月02日 21:23 in 内水面行政関連

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