漂流がれきをめぐっては、漂着物に多数の外来生物が付着し、漂流先の環境に定着して繁殖した場合、生態系などに悪影響を与える「侵略的外来種」となる危険性が指摘されている。
本来の生息地の外に持ち込まれた外来種のうち、ハブの天敵として沖縄本島や奄美大島に持ち込まれたマングースのように、在来種よりも繁殖力が強く生態系を脅かす恐れのあるものを侵略的外来種と呼ぶ。
6月に青森県の三沢漁港から米オレゴン州ニューポートに流れ着いた長さ20メートルの浮桟橋について、同州立大の研究チームが付着していた生物を調べたところ、3分の2が同州には生息しないアジアなどの生物と判明、90種以上の外来種を確認した。中でも、日本のワカメは同州では要注意リストに入った外来生物だった。イソガニやヒトデの仲間など生態系に悪影響を与えかねない生物も少なくなかった。浮桟橋の表面から採取され、焼却処理された生物は1・5トンに上った。
環境省海洋環境室によると、日米の非政府組織が8月、漂流がれきについて同州で初めて会合を持ち対応を話し合った際も、米国側から外来生物への懸念が示されたという。
Posted by jun at 2012年10月22日 13:48 in 外来生物問題