2012年09月25日

紀南でオオフサモ繁殖 専門家「すぐに駆除を」

 和歌山県南部の地方で、特定外来生物に指定されている南米原産のオオフサモ(アリノトウグサ科)が繁殖しているのが見つかった。県内での確認例は少ないが、他県で大繁殖して大きな被害を及ぼしており、専門家らは「見つけたらすぐに駆除して」と呼び掛けている。

 オオフサモを見つけたのは、白浜町の写真家、内山りゅうさん(50)。田辺市新庄町の新庄第二小学校近くの休耕田で生物調査をしていたところ、他の雑草に紛れて生えているのに気付いた。2年前に来たときにはなかったという。県立自然博物館によると、県内では何カ所かで報告例がある程度だが、河川敷など開けた環境で広がってしまうと手の付けようがないと警戒している。田辺市環境課によると、他に確認の連絡はないという。

 環境省の資料では、九州筑後川水系などで繁殖した群落が水流を妨げたり、茨城県霞ケ浦の湖の一部や周辺水路で繁殖して在来種へ影響を及ぼしたりしている。このため、人力や重機による駆除が行われているという。海外でも水路の水流を阻害するなど、侵略的外来種として扱われ、オーストラリアでは持ち込み禁止植物とされている。

 ■オオフサモ 多年草で水面からの高さは20〜30センチ。耐寒性があり、池や沼、水路、休耕田などに生育する。開花は6月ごろ。日本では雌株のみと言われ、種子生産は確認されていないが、地下茎で繁殖する。残った根茎からも再生する。

+Yahoo!ニュース-和歌山-紀伊民報

Posted by jun at 2012年09月25日 15:16 in 外来生物問題

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