【北部】環境省那覇自然環境事務所と国頭村森林組合は7月28、29の両日、合同で北部地区の林道パトロールを実施した。希少動物の保護だけでなく、外来種などの情報収集、採集が禁止されている生き物の捕獲防止などを目的に行われた。パトロールでは絶滅危惧種のリュウキュウヤマガメの死骸が見つかり、希少動物が危機に直面している現状が分かった。
パトロールには森林組合の組合員とやんばる自然保護官事務所の自然保護官が国頭村を中心に4コースに別れてパトロールし、2日間でヤンバルクイナをはじめ30種類以上の生き物を確認した。
29日のパトロールでは、環境省のレッドデータブックで絶滅危惧2類とされるリュウキュウヤマガメの死骸を発見。28日には見つかっておらず、夜間に車にひかれたとみられ、甲羅が割れた状態で路上にあった。
パトロール中は林道内で止まっている車の持ち主に声を掛け、希少動物の保護や天然記念物のヤンバルテナガコガネなど採集が禁止されている昆虫を捕らないよう協力を呼び掛けた。
自然保護官の滝澤玲子さんは「8月から9月にかけてクワガタやヤンバルテナガコガネが見られる。地元の人の話では昔より減ったと言われるので状況を把握し、啓発していきたい」と話した。