滋賀・岐阜県境の最高峰、伊吹山(標高1377メートル)で自然ガイドや環境保全活動を続けているボランティア団体「伊吹山もりびとの会」(西澤一弘代表)の会員が、今夏も山頂付近のお花畑で登山者へのボランティアガイドを行う。「自然を破壊せず、正しくお花見を楽しんでもらおう」と、23日〜8月5日と同11、12日の計16日間実施する。
伊吹山は、イブキコゴメグサなどの固有種をはじめ多くの植物が自生する植物の宝庫。しかし、近年は登山者の靴に付着するなどして、繁殖力の旺盛な平地植物や外来種の“侵入”も激しく、本来の美しい景観が失われつつあるという。
もりびとの会は、伊吹山の自然に魅せられた約70人で構成。西澤代表によると、地元の許可を受けてお花畑の保全や植生調査、除草作業を続け、88年からお花畑のボランティガイドを始めた。
今年も会員5〜8人が「伊吹山もりびとの会」の緑色の腕章と名札を付け、活動日の午前11時と午後1時半からの2回、山頂のヤマトタケル像西側広場に集合してお花畑を西と東のコースに分かれて案内する。紅色の花を付けるシモツケソウをはじめ、メタカラコウ、クガイソウなどの花が楽しめる。所要時間は共に1時間前後。誰でも参加でき、案内は無料(希望者はテキスト代400円)。
西澤代表は「伊吹山の美しいお花畑や豊かな自然を多くの登山者に楽しんでもらうと同時に、環境を守り、次の世代に伝えるのがわれわれの願い」と話している。
雨天時は中止。問い合わせは同会事務局の長束憲一さん(0749・46・5709)。【松井圀夫】7月22日朝刊