2012年07月07日

「中池見守る一歩」 ラムサール条約登録 福井

 国際的に重要な湿地を保全するラムサール条約に3日、登録された敦賀市樫曲の中池見湿地。絶滅危惧種が多く残るなど動植物の多様性が評価されたためで、県内では三方五湖(若狭町、美浜町)に続き2例目。今後の自然環境教育や観光振興につながると期待されている。

 中池見湿地は面積約87ヘクタール。雨水や湧き水が水源のため、湿地内でも場所によって水質や水量が違うことから約3千種類の多様な動植物が生息していることが評価された。また、約13万年前の泥炭層(深さ約40メートル)は世界的にも珍しく、国際的な注目が高い。

 平成4年には大阪ガスによる大規模施設の建設計画が浮上したが、地元の保護活動や研究者からの訴えを受けて計画は中止、17年に土地を敦賀市に寄付した。

 近年は、隣接する国道8号からの外来種の侵入が問題となっている。

 平成2年から保護活動をしているNPO法人、ウェットランド中池見の笹木智恵子理事長は「中池見を守る第一歩。これからは守り継ぐ次世代の育成も重要になる」と語った。同市の河瀬一治市長は、7日にルーマニア・ブカレストで開催される締約国会議(COP11)の登録認定証授与式に出席する。

 ラムサール条約は、多くの水鳥が生息するなど、国際的に貴重な湿地の保護を定めた条約で、日本からは今回、9カ所が新たに登録された。これで国内登録地は計46カ所、総面積13万7968ヘクタールとなる。三方五湖は平成17年に登録されている。

+Yahoo!ニュース-福井-産経新聞

Posted by jun at 2012年07月07日 21:11 in 外来生物問題, 自然環境関連, 内水面行政関連

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