佐賀平野で国の天然記念物に指定されている県鳥のカササギ(カチガラス)について、生息の実態や保護のあり方を検討する県の専門家会議の初会合が29日、県庁であった。
委員は九州大理学研究院の江口和洋助教や佐賀自然史研究会員の佛坂安恵さんら5人。同自然史研究会の東和敬会長が座長に選ばれた。
県教委文化財課によると、研究会では過去の県教委や九州電力などの調査によるカササギの営巣数などの年ごとの推移がわかるデータなどを提示。メンバーからは「カササギは外来種で、日本での最初の数はごく少なかったため、遺伝子的に環境への対応力が弱い可能性がある」「カラスに襲われるのではとの指摘があるが、生息域が重なるのは鳥を捕食しないハシボソガラスで、分布域を詳しく調べる必要がある」などの意見が出たという。
県教委は現在、11年度から2年計画で営巣数の調査を実施中。次回はその結果がほぼまとまる8月末から9月ごろを予定している。【竹花周】5月30日朝刊