2004〜09年度に6年連続で減少したとみられていた琵琶湖の外来魚が、当初の3年間は増加していたことが滋賀県の調査で分かった。生息量は実際に捕獲された駆除量を元に計算しており、県水産課は「駆除量データが外来魚の寿命年数分そろい、精度の高い方法を使えるようになったため」としている。
同課によると、ブルーギルとオオクチバスを合わせた外来魚生息量は従来の推計方法では、04年度が1900トンで、1年ごとに100トンずつ減って09年度は1400トンだった。だが精度の高い方法であらためて推計すると04年度が1820トン、05年度1850トン、06年度1920トンに増加していた。その後は07年度の1820トンからは5年連続で減少し、11年度は1330トンまで抑制された。
外来魚生息量は、県が実際に把握できる唯一のデータの駆除量を元に、年齢別の個体の減少率から推定される駆除率で割って算出する。正確に把握し始めたのは03年度で、これまでは単年度のデータを用いた簡易な方法で推計していた。今回、同年度に生まれたブルーギルとオオクチバスの群が寿命を迎えた10年度末までの8年分の駆除量データがそろったため推計し直した。
その結果、04年度に稚魚の発生が多く、それらが成長した2年間、生息数が増加していたが、従来の計算には入っていなかったことが分かった。
県水産課は「正確なデータを元に、今後も強力に駆除を進めたい」としている。