美里町・不動堂地区の斜面で、日本固有種のエゾタンポポ(キク科)の大群落があるのを、地元の元高校生物教諭、河野真人さん(64)が確認した。群落は約100平方メートルで、約200株が黄色い花を一斉に咲かせているのをカメラに収めた。
エゾタンポポは在来の日本タンポポの1種で北海道や東北地方に自生するが、人為的な環境改変に弱い。環境適応力の強い外来の西洋タンポポに追われる形で群落の消滅が相次いでいるという。
群落があるのは、以前からあまり人の入らない場所。西洋タンポポは花弁の下のガクが反りかえるが、固有種のタンポポは反りかえらないので見分けがつくという。
河野さんは「これだけの規模と密度のエゾタンポポの群落は珍しい。子供たちの自然観察の場にしたい」と話している。【小原博人】5月20日朝刊