2012年03月04日

大魚だけ取る選択的漁業、資源保護に逆効果も

 水産資源保護のため、繁殖に達しない小さい魚は逃がして大きな魚だけを取る「選択的漁業」は逆に、生態系を乱しかねないとする研究結果を、国際自然保護連合漁業専門家グループなどの国際チームがまとめた。

 米科学誌サイエンスに2日、発表。

 選択的漁業としては、マグロやサバの漁網の網目を大きくするなどの対策が1950年代から広がっている。しかし、米カリフォルニア州沿岸のイワシ漁などの研究で、特定の種類の大きな魚だけを取ると、逆に資源量の変動を大きくしたり、魚の早熟化や小型化をもたらしたりすることが分かり、批判が出ていた。

 チームは、これまでに発表された36の計算シミュレーションを分析。特定の種類や大きさの魚に偏らず、バランス良く漁獲することで、漁獲量も資源量も増え、絶滅の危険性が少なくなることがわかった。

 論文著者の牧野光琢・中央水産研究所漁業管理グループ長は「日本人が昔からしてきたように季節ごとの様々な魚を食べることが大切だ」と話している。

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Posted by jun at 2012年03月04日 21:37 in 魚&水棲生物, 自然環境関連

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