2012年02月15日

オオサンショウウオ、桂川にも中国交雑種

 京都市の鴨川に生息する日本固有種のオオサンショウウオと中国原産種の交雑が進んでいる問題で、交雑種がこれまで確認されていなかった桂川水系にも生息域を広げていることが、京都市の調査で分かった。鴨川水系では98%が交雑種や外来種だったことも明らかになり、市は有識者を交えて対策を検討していく。

 オオサンショウウオは、国の特別天然記念物として保護されているが、食用として持ち込まれたとみられる中国産との交雑による在来種の減少が懸念されている。交雑による遺伝子汚染が進むと、在来種の駆逐や食性の変化による生態系の乱れなどにもつながる恐れがあるという。
 市は本年度から京都大と連携して生息調査に着手した。外見からは在来種との判別が難しいため、国から捕獲の許可を得て、昨年11月末までに捕獲した105匹でDNA鑑定をした。
 その結果、桂川の最上流部(左京区)では、捕獲した10匹中、在来種は1匹で、9匹は交雑種だった。久我橋付近(南区)の7匹と清滝付近(右京区)の9匹は全て在来種だった。
 一方、鴨川水系で捕獲した79匹のうち、在来種は1匹しかおらず、外来種が3匹、交雑種が75匹に上った。京都市は、捕獲した全てに個体識別用のチップを埋め込み、一時的に隔離している。
 市文化財保護課は「交雑種が予想以上に広がっており、驚いている。理由は分からないが、有識者による検討会で今後の対策を相談していきたい」としている。

+Yahoo!ニュース-京都-京都新聞

Posted by jun at 2012年02月15日 18:53 in 外来生物問題

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