大阪市港区の海遊館で、国の特別天然記念物「オオサンショウウオ」を展示している水槽に、新たに外来種の「チュウゴクオオサンショウウオ」がお目見え。同館でオオサンショウウオの在来種と外来種を並べて公開するのは初めてで、注目を集めている。
オオサンショウウオは日本だけに生息する固有の在来種。一方、チュウゴクオオサンショウウオは中国から食用やペットとして持ち込まれ、日本の自然界に広がったとみられる。
同館では、オープン当初からオオサンショウウオを展示してきた。しかし近年、野生化したチュウゴクオオサンショウウオとの交雑種が確認されていることなどから「固有種の保存の問題に関心をもってもらおう」と、双方を並べて展示することにしたという。
公開場所は、身近な森林の生態系を再現した「日本の森」。水槽の中央部を仕切り、それぞれを見比べられるよう工夫した。展示されている在来種は全長73センチ、外来種は120センチだが外見だけでは区別が難しく、「交雑により種の存続が危ぶまれている」とパネルで解説している。
担当者は「チュウゴクオオサンショウウオを見てもらい、改めて日本固有種のオオサンショウウオにも興味を持ってほしい」と話している。
Posted by jun at 2012年02月03日 19:45 in 外来生物問題, 各種イベント