本格的な冬が訪れた琵琶湖で、アユの稚魚「氷魚(ひうお)」の漁が最盛期を迎えている。滋賀県内各地で、ガラスのように透き通った体長5センチ前後の「小さな命」がキラキラと輝きながら水揚げされ、鮮魚店や水産加工業者に出荷されている。
10月ごろにふ化したばかりの氷魚は、湖国の冬の代表的な味覚。釜揚げやつくだ煮などで賞味される。今年は12月1日に養殖用の漁が解禁になり、12〜17日は食用に切り替わる。
大津市の堅田漁協の今井政治副組合長(62)は15日、夜明け前に出漁し、約50キロを水揚げした。勢いよくはねる氷魚を出荷先ごとに手際よくケースに分けた。今年は豊漁という。
今井副組合長は「比良山が冠雪する時期が旬で、琵琶湖でこそ味わえる絶品。釜揚げが鮮度のよさを一番感じられます」と話していた。