■特定外来生物ウチダザリガニ
■根室の市民団体が確認
生態系に悪影響を及ぼす特定外来生物のウチダザリガニが、子育て中のタンチョウのえさになっていた。根室市の市民団体「NEMUROざりがに探偵団」(高橋克己代表)が根室半島の南部沼で確認。10日に同市で開く活動報告会で発表する。
探偵団は環境省認定のウチダザリガニ防除団体として昨年発足。今年は4〜11月に35日間活動し、明治公園の池や牧の内ダムなどで計7500匹を駆除した。
7月初旬には、子育て真っ最中のタンチョウが南部沼の浅い沼底のウチダザリガニをとらえ、岸辺の幼鳥に与えている姿を確認。これが南部沼でのウチダザリガニ初確認となり、タンチョウの子育てが終わった10月以降、この沼でも駆除作戦をした。
高橋代表は「冬場の給餌(きゅうじ)場で数を増やしているタンチョウが、自然界では外来生物をえさにしているのはなんとも皮肉だ」と話している。(深沢博)