2011年11月16日

ヒシ復活へ住民ら調査 京丹後・蓮池で7年前絶滅

 京都府京丹後市久美浜町甲山にある蓮池で、7年前に姿を消したヒシを復活させようと、住民たちが絶滅の原因を探っている。これまで塩害や外来生物による食害が挙げられたが、研究者とともに真因をつかみ、「珍味とされるヒシの実をもう一度食べたい」と願う。

 ヒシは池沼に自生する水草で、葉が水面を覆うように群生する。約2センチほどの実は湯がくとクリのような味を醸し、甲山地区では長年親しまれた「秋の味覚」だったという。
 しかし、7年前の台風23号による影響でヒシの多くが池畔に打ち上げられた。以降、ヒシは姿を消したが、原因は不明のまま。外来のカメや草魚、ヌートリアが食べたのではないかとのさまざまな見方があるほか、蓮池が久美浜湾と接しているため「排水路整備で塩分濃度が変化したのでは」と水質説を唱える住民もいる。
 このため、地元の甲山村づくり委員会がヒシの復活に向け、原因を特定することになった。今春、京都大大学院の岩田明久教授に調査を依頼し、水質検査を行ったところ「塩害は考えにくい」。10月末の生物調査で、「ミシシッピアカミミガメによる食害が有力」との見解を得た。
 同委員会は今後、岩田教授とともに原因を特定し、同市峰山町の池からヒシを移植して大切に育てる。委員長の平林衛さん(64)は「ヒシの実は秋のクリと並ぶ地元の名産。何としても復活させたい」と話している。

+Yahoo!ニュース-京都-京都新聞

Posted by jun at 2011年11月16日 16:55 in 外来生物問題, 魚&水棲生物, 自然環境関連

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