京都府亀岡市のNPO法人「亀岡人と自然のネットワーク」などが28日、南丹市八木町西田の大堰川の寅天堰(とらてんぜき)近くで、魚類の生息調査を行った。昨年、同調査地で5年ぶりに確認された国の天然記念物のアユモドキは見つからなかったものの、さまざまな種類の淡水魚を採集した。
アユモドキはドジョウ科で、府レッドデータブックの絶滅寸前種に指定されている。旧八木町民憲章では保護がうたわれ、町のシンボルだった。同NPO法人や南丹市の住民団体「南丹自然と人ふるさとクラブ」、南丹市教委が毎年大堰川で生態を調査している。
十数人の参加者が、寅天堰の堰を上げて水量を減らし調査。投網で魚を取るなどして調べた。ナマズやオイカワ、アユなど26種類の魚を確認した。一帯では珍しいコイ科のハスも見つかった。調査に参加した京都大の岩田明久教授は「予想以上に多くの種類が見つかった。このような調査を地道に続けることが大切」と語った。