2011年02月25日

霞ケ浦導水事業:漁協の意見聴取へ 茨城・栃木関係者、中止求め要望書/茨城

 ◇国交相、前向き姿勢
 民主党政権のダム建設事業の見直し方針に伴い、昨年末から国と自治体による検証作業がスタートした霞ケ浦導水を巡り、茨城・栃木両県の関係漁協でつくる「那珂川関係漁協協議会」の君島恭一代表らが23日、県選出の大畠章宏国交相ら政務三役と面会し、事業中止を求める要請書を手渡した。面会で協議会側が、検証作業に漁協の意見も反映するよう求めたのに対し、大畠氏は「当然だ」と漁業関係者から意見を聴取する場を設ける考えを明らかにした。

 霞ケ浦導水を巡っては、事業主体の国と茨城を含む1都3県が、事業の必要性を検証する担当者レベルの「検討の場」幹事会が都内で昨年末、初めて開催された。国側は「利水に関する複数の代替案を検討したうえで、総合的な評価をする」との方針を示したが、代替案も結論時期も示さず、1都3県知事らで構成される「検討の場」の開催日程もめどがついていない。
 この日の面会は非公開で行われ、県選出の福島伸享(1区)、石津政雄(2区)、高野守(比例)の3衆院議員と藤田幸久参院議員も同席。終了後、報道陣の取材に応じた君島代表らによると、漁協側は、検証作業の結論を早期に出すことと、「検討の場」に参加する各知事が導水賛成派のため、反対派である漁業関係者の意見も聞くよう求めた。大畠氏は検証結果が出る日程は明言しなかったが、漁協の意見聴取には前向きな姿勢を示し、「関係部局に指示を出す」と述べたという。君島氏は報道陣に「一歩前進と思う」と期待感を示した。
 これに先立ち協議会と面会した小泉俊明政務官(3区)は、八ッ場ダム(群馬県)の検証作業を最優先に進めており「同時にはできない」と述べ、導水の検証結果が出るのは八ッ場ダムの検証結果が出る秋以降になるとの見通しを示した。【大久保陽一】2月24日朝刊

Yahoo!ニュース-茨城-毎日新聞

Posted by jun at 2011年02月25日 19:14 in 内水面行政関連

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