◇県が29日の釣り大会で写真展示
県がブラックバスなどの駆除用に琵琶湖岸周辺に設けた「外来魚回収BOX」が格好のごみ捨て場になっている。冬はコーヒー缶、夏はバーベキューセット。捨て猫が鳴いていることもあり、見かねた県は29日に開く外来魚釣り大会でごみの写真を初めてパネル展示し、釣具店やコンビニ店とも協力してマナー向上を呼びかける。【安部拓輝】
連休明けの今月11日、彦根市内の回収BOXは、空き缶やカップラーメンの器が入ったビニール袋が中に入りきれずにあふれていた。外来魚の回収を担当する県の嘱託職員の香焼(こうたく)芳男さん(69)は憤り、魚の量を記録する日誌に「ごみの山!」と書き添えた。
県によると、回収BOXは、県の琵琶湖レジャー条例で外来魚のリリースを禁止した03年度に設置された。7年間で33カ所から64カ所になり、魚の回収量も2倍近い約18トンに増えたが、数年前からごみが目立ち始めた。不景気に伴い湖岸で手軽なアウトドアが人気を集め、近隣府県からの家族連れも増えたという。バーベキューの食べ残しや金網、花火の燃えかすが捨てられ、ルアーや折れた釣りざおも。回収担当者らは「ごみ箱ではありません」と書き加えたが効果はなく、ごみの分別に追われている。
このため、県は29日午前10時から彦根市尾末町周辺の旧港湾で開く釣り大会で、山盛りになったごみの写真を展示することにした。写真は今後、周辺の釣具店やコンビニ店などにも張り出す方針。県琵琶湖レジャー対策室は「ごみは持ち帰るのが基本。釣り人らのマナーに期待したい」と話している。1月26日朝刊