2011年01月25日

県大宮公園:ボート池水質悪化、42年ぶり浄化作戦 すべての水抜き作業開始/埼玉

 ◇魚の死骸、菓子パン袋、自転車も
 水面には魚の死骸、底には菓子パンの袋などのゴミ、自転車までもが沈んでいる。県大宮公園(さいたま市大宮区)のボート池の水質悪化が問題となって久しい。県は17日、本格的な浄化作戦に乗り出し、42年ぶりに池の水すべてを抜き取る作業を始めた。春先には、生まれ変わったボート池がお目見えする。【山本愛】

 ■水源は雨水
 ボート池は1934年に小さな池を拡張して作られた。当時の水源は雨水やわき水だった。69年、水門の設置に合わせ、水をすべて抜き取っていた。その後、水門は、長年にわたり蓄積された落ち葉や魚のフンなどの堆積(たいせき)物で開閉できない状態になっている。また宅地開発とともに、わき水に生活雑排水が混じるようになり、88年には流入を停止。現在の水源は、雨水のみだ。
 昨年11月に実施された県の調査では、約1メートル80センチの水深に、堆積物が平均約74センチ、最大1メートル45センチ確認された。
 ■総事業費800万円
 県は09年から、池の一部で微生物やプランクトンなどを用いて、水質改善を試みてきた。一定の成果はあったものの、池全体で実施すると費用は約数千万に上る。水すべてを抜き取る「かい掘り」は水門整備費合わせて総事業費約800万円で済むことから実施に踏み切った。
 約1カ月かけて水を抜いた後、池底に沈んだゴミを片づけ、約1カ月間、池底を天日干しにする。水門を修理し、3月中旬には近くの井戸水などを水源に、元に戻す予定だ。
 担当する大宮公園事務所は「作業後は、定期的に水門を開けるなど対応を工夫し、水質を維持する」としている。
 ■池の生物は?
 水抜きと並行して、1月下旬と2月中旬には、池に生息するコイやカメなどの生物を捕獲し、種と個体数を調べる。調査が終わり次第、園内の別の池に移す予定だ。また89年に初めて確認されたブルーギルなどの外来種は、生態系を破壊する危険があるので処分する方針だ。1月23日朝刊

Yahoo!ニュース-埼玉-毎日新聞

Posted by jun at 2011年01月25日 16:29 in 外来生物問題, 魚&水棲生物, 内水面行政関連

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