2010年10月25日

アライグマの農産物被害深刻 捕獲、新宮市周辺にも拡大 和歌山

 県南部の新宮市や東牟婁地区でこの数年、特定外来生物のアライグマによる農産物の被害が深刻になっている。“被害の南下”に一部の自治体で捕獲檻(おり)の数を増やすなどの対策を始めているほか、県、市町村の間で情報交換をするなど警戒を強めている。

 県自然環境室によると、県全体のアライグマ捕獲数は平成21年度が1463匹(20年度890匹)。うち東牟婁振興局管内(1市5町村)は20年度が38匹だったのに対し、21年度は93匹と約2・5倍増。特に串本町では29匹から86匹と急増していた。新宮市では、すでに今年度10匹(221日現在)と前年度1年間の8匹を上回っている。

 手先が器用なアライグマはスイカやトマト、柿などの農産物を食い荒らし、出荷直前で被害が出るケースも多い。このため、串本町は21年度から捕獲檻(おり)73基を導入。新宮市も今年度から8基増やして22基としたが、「常に全基貸し出しの状態」(同市農林水産課)という。

 捕獲数の増加について同振興局農業振興課は「(繁殖力が強く)1組のカップルが8匹の子供を産む年もある。また、田辺市方面から海岸沿いに南下した可能性もある」と指摘する。

 市町村や農協などが捕獲檻を購入した場合、県は1基あたりの価格の半額(上限1万2千円)を助成しており、同課は「農作物被害を防ぐには、駆除しかない。助成を有効活用してほしい」と呼びかけている。

Yahoo!ニュース-和歌山-産経新聞

Posted by jun at 2010年10月25日 16:48 in 外来生物問題

mark-aa.jpg