2010年10月21日

琵琶湖外来魚 半年で昨年1年上回る 滋賀

 琵琶湖で、ブラックバスやブルーギルなど外来魚の回収量が今年度の上半期(4〜9月)、これまで最高だった昨年度同期の12・5トンを大きく上回り、17・1トンを記録したことが、県のまとめでわかった。半年間だけで、1年間の量として過去最高だった昨年度の回収量(18・2トン)に迫っている。県が湖の生態系保全のために始め8年目。これまでの取り組みが成果をあげているといえそうだ。

 琵琶湖では、近年、北米原産のブラックバスやブルーギルなど外来魚が大量に繁殖。湖の生態系を保つため、県は平成15年、釣り客らを対象に、釣った外来魚の再放流を禁止する条例を施行。合わせて各地の湖岸近くに回収ボックスや、湖の中などにいけすを設置し、回収を呼びかけてきた。回収ボックスは64カ所、いけすは30カ所で、回収されているのはほとんどがブラックバスかブルーギル。

 この結果、回収量は年々増加。15年度は9・6トンだったが、18年度13・9トン、19年度15・1トン、20年度17・4トンと上昇し、昨年度は18・2トンまで伸びていた。今年度の上半期は、昨年度同期より5トン近く増え、これまでの増え方を大きく上回っている。今年度1年間では、過去最高を記録することはほぼ間違いないとみられている。

 県は回収量の増加の要因として釣り客の増加をあげる。「団塊の世代」が定年退職を迎え、釣り人口拡大の背景になっているという。また、湖内にあるいけすの浮きをブルーシートで覆ったり、回収ボックスを釣り客が多いポイントに移動するなどの工夫も一役買っているとみている。

 県琵琶湖再生課の担当者は「生態系回復のため、今後も多くの人に協力してもらいたい」としている。

Yahoo!ニュース-滋賀-産経新聞

Posted by jun at 2010年10月21日 12:30 in 外来生物問題

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