近江八幡市の沖島漁業協同組合(森田正行組合長)がこのほど、琵琶湖で駆除したブラックバスとブルーギルで作ったペット用おやつ「おさかなまるごと」を発売した。外来魚の駆除と資源としての活用、島の新産業創出を狙った商品で、無添加の琵琶湖産天然素材を売りに販路拡大を目指す。
「おさかなまるごと」は、ブラックバスとブルーギルのミンチを棒状に整形し乾燥させた。ブラックバスはタウリン、ブルーギルはビタミンEが多く含まれるため、栄養豊富なペットフードになったという。しつけの際に与えるおやつとして販売する。
当面は漁師が島内の加工場で注文に応じて製造する。開発と販路開拓を支援する同市の環境技術企業「日吉」の梶田由胤係長は「現在2カ月の賞味期限をより長期間に改良し、月1500袋程度製造できる体制を整えて、量販店で置いてもらえるようにしたい」と話す。
沖島は漁業の島だが、外来魚の増加で在来種の漁獲量が激減し、漁業の後継者がほとんどいないのが課題になっている。そこで、島の活性化に取り組む「沖島21世紀夢プラン推進委員会」(川居初朗委員長)と日吉が外来魚ペットフードを発案した。
「おさかなまるごと」は1袋200グラムで630円。注文・問い合わせは沖島漁協TEL0748(33)9511。