◇投網・電気ショックで
外来魚のブルーギルとブラックバスが大量発生している高山市松之木町の農業用ため池「松之木ため池」と「江名子ため池」の2カ所で1日、高山市と県河川環境研究所、宮川漁協などが協力し、電気ショックを与える器具と投網を使用して外来魚を駆除した。
同市によると、6月14日に市民からの通報で松之木ため池にブルーギルが大量発生していることが分かり、市内のため池43カ所を目視調査したところ、江名子ため池でも大量発生を確認。市と地元のため池組合、自治会長が外来魚駆除活動実施打ち合わせ会議を開き、緊急対策として駆除を決めた。
この日は、宮川漁協組合員や県河川環境研究所職員、自治会長ら約20人が参加した。
先月中旬に投網で数百匹を駆除した松之木ため池では、ブルーギルが数匹かかったのみだったが、江名子ため池では投網に体長約23〜5センチのブルーギル51匹と27センチのブラックバスがかかった。
池には産卵を控えたブルーギルが大量に残っているとみられるほか、1センチ前後のブラックバスの稚魚が水路を通って池の外に出ているのも確認した。
参加者は作業後に協議し、産卵が終わったとみられる松之木ため池では、雨でため池の水があふれて稚魚が外に出るのを防ぐため、この日から水路に網をかけた上で池の水を抜き始めた。
江名子ため池では、水路に出たブラックバスの稚魚を電気ショックで駆除することを検討している。
江名子ため池を管理する上江名子町内会長の間晴美さん(57)は「トマトやほうれん草栽培用の水に利用する大切な池。すぐに水も抜けず困っており、パトロールを強化する」と話した。
11月中旬に江名子ため池の水を抜き、本格的な駆除をする予定。【宮田正和】 7月2日朝刊