立ち入り禁止の防波堤を釣り場として開放が可能か検討するため、県は19〜20日、新潟東港の防波堤の一部を試験開放する。事前申込制で各日150人までとし、救助船を配備するなどの安全対策を取る。
県内では、すべての防波堤や突堤が立ち入り禁止区域になっているが、実際には無断で柵を乗り越えて海釣りをする人が少なくない。08年10月には、柏崎港の防波堤で釣り客ら16人が高波にさらわれる事故が発生。規制と実態がかけ離れていることから、県などが対応策を検討していた。
試験開放されるのは聖籠町の新潟東港北防波堤(約640メートル)で、参加費は無料。ライフジャケットの着用が義務づけられ、安全のための巡回指導などが行われる。
泉田裕彦知事は会見で「防波堤は税金で整備されており、天候が安定しているのに、完全に(立ち入り)禁止でいいのか考えさせられるところがある」と語り、安全性との兼ね合いが取れれば、開放も検討する意向を示した。
申し込みは13日までで、所定の用紙を日本釣振興会県支部加盟の釣具店に提出する。問い合わせは本間釣具店(025・377・1008)。【黒田阿紗子】7月10日朝刊