2010年05月05日

タンポポ:在来種と交雑で危機感 花や種のDNA分析−−西日本分布調査/岡山

 ◇倉敷・博物館が協力呼びかけ
 県内を含む西日本19府県でタンポポの分布を調べる「タンポポ調査・西日本2010」(同実行委主催)が行われている。昨年県内で実施した予備調査では、在来6種50・6%、外来2種43・6%の割合で分布していたことが判明。参加する倉敷市立自然史博物館(同市中央2の6の1)の狩山俊悟学芸員は「5月の連休は採取にちょうど良い時期。詳細な分布把握のため協力してほしい」と呼び掛けている。

 期間は5月末まで。県内の本格的な実施は今回が初めてで、花と種を採取して同博物館に郵送などで届ける。研究者らがDNAなどを分析し、西日本一帯の分布状況を調べる。
 県内2860地点のサンプルが集まった昨年の予備調査では、種別では在来種のカンサイタンポポが36・5%と最も多かった。次いで、セイヨウタンポポ(外来種)20・3%▽詳細不明の外来種15・1%▽アカミタンポポ(同)8・2%と続く。
 外来種は花(頭花)と茎の境目にある「総苞(ほう)外片」が下に反り返っているので見分けることができる。在来種と交雑が進んでいることも分かり、研究者は危機感を募らせている。
 また、カンサイタンポポが新見市など県北西部でほとんど見られず、代わりに白い花を咲かすキビシロタンポポ(在来種)が多く自生していることも分かった。新見市周辺では昔ながらのタンポポは白で、黄色は後から入った種との認識が多く、同様の例は九州で見られるという。県内では他にクシバタンポポ(同)などの珍しい種も観察できる。
 調査用紙は実行委のウェブサイト(www.nature.or.jp/Tampopo2010/ChosaYoshi.html)や同博物館などで入手できる。問い合わせは同博物館(086・425・6037)。【石川勝義】5月4日朝刊

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Posted by jun at 2010年05月05日 17:46 in 外来生物問題

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