2010年04月20日

タンポポ:西日本の乱 在来種VS外来種 クロフネ勢、湖東や湖北も席巻か/滋賀

 ◇19府県で調査、分布地図作りへ
 自然保護団体や研究者らによる「タンポポ調査・西日本2010実行委員会」が今月から、県内など19府県でタンポポの在来種と外来種の分布地図を作るための大がかりな生息調査を始めた。04〜05年の初調査では、大阪市など都会をほぼ「制圧」した外来タンポポが、県南部まで定着していることを確認。今回は豊かな自然が残る湖東、湖北地方の実態に注目が集まっている。【後藤直義】

 調査は社団法人大阪自然環境保全協会(大阪市)を事務局に、県内では県立琵琶湖博物館がまとめ役になる。7府県が対象だった初調査から、今回は中国・四国地方を含む19府県に拡大した。
 調査方法は簡単で、市民から自宅周辺や通学路、田んぼなどで見つけたタンポポをアンケート用紙と一緒に郵送してもらう。形状やDNA鑑定でタンポポの種類を特定し、外来種の分布状況を解析。今年秋までに分布地図やリポートを公表する。
 同博物館などによると、県内ではこれまでにカンサイタンポポなど国内在来種6種、セイヨウタンポポなど外来種2種を確認。05年の調査結果では約1900本のタンポポが集まり、県南部を中心に外来種の割合は平均57%(雑種含む)だった。大阪市や神戸市の中心部(いずれも75〜100%)に比べ、在来種の育つ自然環境が残るが、宅地開発などの影響で、今後も外来種が増える可能性があるという。
 参加は自由で、アンケート用紙は同博物館やホームページで入手できる。同博物館環境学習センターの布谷知夫所長(61)は「外来植物は道路や建物を作る際に入るとされている。外来タンポポの存在は、私たちの自然環境を知るためのバロメーターになる」と話している。問い合わせは同館(077・568・4811)へ。4月14日朝刊

+Yahoo!ニュース-滋賀-毎日新聞

Posted by jun at 2010年04月20日 15:24 in 外来生物問題

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