◇増やそう会繁殖
環境省のレッドデータブックで絶滅危惧(きぐ)種に指定されているコイ科の淡水魚「カワバタモロコ」が、芦屋市役所2階の人工池で繁殖している。「芦屋川に魚を増やそう会」(山田勝己会長)が3年前に約50匹を放流。今では200匹以上になった。【小坂剛志】
カワバタモロコは、日本固有の淡水魚で、成魚は体長3〜6センチ。本州中部から九州北西部にかけて広く分布する。だが河川や用水路の改修、外来魚の放流などで、近い将来に絶滅する可能性があると指摘されている。
同会は06年、芦屋市の許可を受け、市役所北館と南館の2階を結ぶ屋外通路の人工池にメダカとともにカワバタモロコを放流。ポンプで水を循環させるなどし、池の中に小さな生態系を実現させた。同会は「昔は六甲の池にもたくさんいたが、ブラックバスの放流などで減少してしまった。水質や生態系の大事さを知って欲しい」と話している。〔阪神版〕4月27日朝刊