長門市青海島の通小で5、6年生13人が15日、海中に沈めて藻場の再生を図る「鉄炭団子」を作った。鉄を使った藻場再生の研究を続ける水産高水産科学部(同市)の生徒が指導した。
同部は06年から研究に取り組んでおり、使い捨てカイロの主成分が鉄と炭であることに注目。団子にすることで鉄分が海中に徐々に溶け出し、海草や植物プランクトンの栄養分となって藻場が再生−−という狙いで、取り組みを続けている。08年には、全国の高校生研究発表大会で、鉄炭団子による「藻場再生プロジェクト」を発表し、2位になった。
この日、図工室では、児童と県漁協通支店の素潜り漁師15人が参加。水産科学部の伊藤祐希さん(17)と森本由香里さん(17)の2人が、「身近で使われ捨てられているカイロを使って藻場を再生しよう」と呼びかけて作り方を指導。ノリ代わりのごはん、水、クエン酸を混ぜておにぎり大の団子約1000個を作った。乾燥させた後、海に投入する。児童らは「海草が増えると魚が増える。楽しみです」と話した。【川上敏文】〔山口版〕2月16日朝刊