鹿児島市喜入地区で昨年6月、本土初の繁殖が確認されたマングースの根絶を話し合う「生息確認調査・防除事業検討会」が4日、鹿児島県庁であり、県は新年度から駆除対策を強化し、わなの数を現在の5倍の約400個に増やす方針を明らかにした。
マングースは南アジア原産で、国内では沖縄本島と奄美大島に定着。生態系に悪影響を及ぼす「特定外来生物」に指定されているが、喜入地区にも約30年前から生息しているとみられている。
検討会は関係機関でマングースの情報を共有しようと県が開催。大学や県、市などから12人が出席した。
県の委託で捕獲作業を進めている県環境技術協会の岡田滋専門員は、これまでに67匹を捕らえたものの、生息を確認した範囲は喜入地区にとどまっていると報告。
マングースの解剖を引き受けている鹿児島国際大学の舩越公威教授(哺乳(ほにゅう)類学)は、沖縄の個体に比べて体重が重く、体長は小さいと発表。寒さに耐えられるように「進化」した可能性が高いと分析した。
沖縄や奄美で駆除を進めている環境省那覇自然環境事務所の阿部慎太郎・野生生物課長補佐は「生息範囲が狭い今のうちに、一気に根絶する必要がある」と指摘した。=2010/02/05付 西日本新聞朝刊=
Posted by jun at 2010年02月05日 18:29 in 外来生物問題