2009年10月27日

要注意外来生物:奄美のチョウ、自宅庭で撮影 鈴木さん、生態系への影響懸念/埼玉

 ◇日高の鈴木さん
 鹿児島県の奄美諸島などで分布するタテハチョウ科の「クロコノマチョウ」と「アカボシゴマダラ」を、日高市に住む日本哺(ほ)乳(にゅう)類学会員でチョウの生態にも詳しい鈴木欣司さん(70)が自宅の庭で撮影した。鈴木さんによると、2種類のチョウは近年、関東地方で繁殖し生態系への影響が懸念されており、「庭で写真を撮れるほど増えているのでは」と心配顔だ。

 鈴木さんは自宅庭のヒノキの枝にバナナをくくって観察していた今年8月、カブトムシやカナブンと一緒に汁を吸うクロコノマチョウを発見した。羽を広げた幅が約7センチで茶色。急いでカメラに収めた。9月にも羽が白と黒の網目模様で裾(すそ)に赤い紋様が並ぶアカボシゴマダラを見つけ、撮影した。
 鈴木さんによると、この2種類は幼虫の食べる草木が在来種と競合する。そのため、環境省は05年、アカボシゴマダラを生態系に悪影響を及ぼす「要注意外来生物」に選定した。鈴木さんは「昆虫マニアが採取したものを関東で放した可能性もある」と話す。
 熊谷市の埼玉昆虫談話会員、吉田文作さん(61)は「県北部の深谷市や小川町でも多くの目撃情報がある。外来種の生息状況を注意深く観察したい」と話している。【藤川敏久】10月25日朝刊

+Yahoo!ニュース-埼玉-毎日新聞

Posted by jun at 2009年10月27日 17:30 in 外来生物問題

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