毎年冬にコハクチョウが飛来する草津市の琵琶湖岸で、外来種の水草ホテイアオイやボタンウキクサが生い茂っており、コハクチョウの愛護グループが「このままではこの冬の飛来に影響が出る」と、ボランティアで除去作業を続けている。
■草津の愛好家ら「餌育つ環境守れ」
コハクチョウの観察を続けている「草津湖岸コハクチョウの愛する会」のメンバー。同市志那中町一帯の湖岸で8月末から7回、メンバー10〜15人が湖に入って手作業で水草を取り除いている。
同会によると、ホテイアオイやボタンウキクサは湖岸から沖合20〜30メートルまでを埋めるほど繁殖している。2〜3年前から目立つようになり、今年は昨年の10倍にも増えているという。
放置しておくと、コハクチョウの餌となるマコモなど在来種の水草が育たないほか、水の流れが止まることで水質が悪化し、コハクチョウが羽を休める環境が悪くなる恐れがあるという。
除去作業は10月上旬まで続ける予定。コハクチョウは毎年11月ごろに飛来するが、同会事務局長の吉岡美佐子さん(61)は「水草には釣り糸や釣り針などが絡まっており、コハクチョウに被害を与える恐れもある。飛来するまで、できるだけ水草を取り除いておきたい」と話している。