大崎市岩出山下野目の県道脇で、車にはねられたらしいタイワンリスとみられる小動物の死骸(しがい)を今月初旬、地元の自然観察家、阿部敏一さん(70)が見つけた。耳が丸く小さいことなど、耳から毛が立っている在来のニホンリスと特徴が明らかに違う。
タイワンリスは台湾原産の移入種で、神奈川県鎌倉市などで飼育個体が逃げ出して繁殖。野生化し樹木や果実、電線などをかじるなどの食害を出し、05年に外来生物法の特定外来生物に指定された。
岩出山の個体について仙台市の八木山動物公園は、関東から北上してきたとは考えにくく、ペットが逃げたか捨てられたかしたのではないかとみている。
1匹だけなら問題は広がらないが、他につがいがいて個体数が増えれば、ニホンリスの地域的な絶滅要因になる可能性も否定できないという。【小原博人】8月8日朝刊