2009年08月19日

舞鶴・綾部の社寺9割にアライグマ侵入 文化財に傷、病運ぶ恐れ

 京都府舞鶴市と綾部市の社寺の9割に特定外来生物のアライグマが立ち寄った痕跡があることが関西野生生物研究所(京都市東山区)の調査で分かった。10年以上前から繁殖しており、すでに両市全域に広まっているとみられる。研究所は「手遅れになる前に、徹底的な対策が必要だ」と指摘している。

 ■早期の駆除、専門家促す
 調査は今年初め、両市のほぼすべての社寺343カ所で実施した。アライグマは建物の屋根裏などにすみ着く習性があることから、柱に登る時に残るつめ跡の数や新しさなどを調べた。
 その結果、91%の社寺(舞鶴146カ所、綾部166カ所)でアライグマが立ち寄った痕跡が見つかった。うち4割の社寺では、現在もすみ着いている可能性があった。
 住職らと面談できた97社寺への聞き取りでは、アライグマの侵入だと気付いていた社寺が舞鶴市で20%、綾部市で58%にとどまった。気付いていても、防除用の網の目が大きいなど侵入防止対策が不十分なケースもあった。
 関西野生生物研究所の川道美枝子代表は「舞鶴は国際港もあり、狂犬病などを媒介する恐れもある。早急に徹底した駆除を」と話す。
 アライグマは北米原産で、ペットとして輸入された個体が野生化したとされる。農作物を食い荒らすだけでなく、住居や社寺の文化財を傷付けたり、人に危害を加えるケースも出ている。

+Yahoo!ニュース-京都-京都新聞

Posted by jun at 2009年08月19日 12:02 in 外来生物問題

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