絶滅の危機にひんしている日本固有の淡水魚イタセンパラの保全を考えるシンポジウムが18日、滋賀県草津市の琵琶湖博物館であり、研究者や行政関係者らが意見を交わした。
日本魚類学会の市民公開講座で、約150人が参加した。淀川水系の現状などを紹介した後、6人のパネリストらが討論した。
淀川水系イタセンパラ研究会の小川力也会長は、再放流という短期対策を示した上で「かつてのように生き物に触れて感動できる川を取り戻すことを長期目標としたい」と強調。淀川河川事務所の小俣篤所長は「イタセンパラが生息する環境整備に向けて何をするのか、もっと議論できる」とした。
会場からは「治水対策として水を下流に早く流そうとする今の川を構造的に変えるべきだ」「市民へのアピールが足りない」などの意見も出ていた。