◇トラック1台分回収
南国市の十市小学校(森岡俊介校長)の児童や保護者、教員ら約200人が30日、近くの石土池周辺で野鳥を傷つける釣り糸や空き缶などの回収をした。暑い日差しの中、帽子をかぶった子どもたちは大粒の汗をぬぐいながら楽しそうにごみを探し、拾っていた。
石土池は渡り鳥の飛来地で、県内のブラックバス釣りのメッカでもあることから、かつては捨てられた釣り糸が絡まって死んだり、けがをする野鳥が後を絶たなかった。釣り糸の回収は91年から同校と環境NGO「生態系トラスト協会」が毎年実施しており、同協会によると、2年ほど前から地域住民や釣り人などが自主的に池の周囲を掃除するようになり、野鳥への被害が減ったという。
この日、子どもたちはビニール袋と軍手を手渡され、「暑い」「ごみがいっぱい」と元気な声をあげながら拾い集め、トラック約1台分のごみを回収した。
同校4年の三本隆久君は「暑かったけど、いろんな動物に会えるし、ごみを拾えて楽しかった」と笑顔で答えていた。【黄在龍】5月31日朝刊