彦根市船町の旧彦根港湾一帯に繁殖した藻や水草の刈り取り作業が進んでいる。多量のごみも漂い、市民や観光客から「汚い」と苦情が出るため、市と県が定期的に刈り取っている。
旧港湾は幅約40メートルの運河が約1・6キロ続き、琵琶湖に注ぐ。かつては琵琶湖巡りの観光船が発着したが、新彦根港の完成で約30年前から不用になり、一面に藻や水草が繁殖していった。藻などが枯れて腐り、悪臭を放ったり、河口部では、漁船のスクリューが水草を巻き込んで立ち往生することもあるという。
市などは15日から民間の水草刈り取り船1台を投入し作業を進めている。約2週間かけて観光客の目につく部分を中心に下流約850メートルの区間の水草約100トンを処理する。刈り取った水草は数日間乾燥させた後、市清掃センターで焼却する。
市によると、数年前から、水草が繁殖する夏と秋の2回、刈り取りをしているという。【松井圀夫】6月23日朝刊