県は26日、希少淡水魚の保護のため、外来魚の駆除作業を始めた。緊急雇用創出事業の一環。今年6月〜来年3月に約1930万円を投じ、岡山、倉敷市のため池23カ所などで駆除を行う予定。
県自然環境課によると、国の天然記念物のアユモドキとスイゲンゼニタナゴが保護の対象。旧瀬戸町教委の07年度の調査では、オオクチバス(ブラックバス)の胃の中でアユモドキを確認した例が1例あるという。それぞれ川の支流や用水路などに生息しており、今回の事業ではその上流部のため池で駆除を行い、河川本流などでは予定していない。
26日は岡山市のため池で作業があり、刺し網とはえ縄で14・3〜28・3センチのブラックバス22匹を捕獲した。2匹の腹をハサミで切り胃の内容物を調べたところ、うち1匹でエビを確認した。緊急雇用者は5人を5カ月ずつ計10人採用する。緊急雇用された同市の20代男性は「アウトドアが好きだし、住民からも喜ばれ、やりがいがある」と話した。【石川勝義】6月27日朝刊