2009年04月16日

自然再生:一関・久保川流域、里山の生態系守ろう 来月、法定協を設立/岩手

 多くの希少生物が息づく豊かな流域の里山を守ろうと、一関市萩荘栃倉の知勝院住職・千坂※峰(げんぽう)さん(63)らは、自然再生推進法に基づく法定協議会「久保川イーハトーブ自然再生協議会」を、5月16日に設立する。今後、県や市も含め協議会委員を募り、活動を展開する。協議会結成は県内初で、環境省東北地方環境事務所によると、全国20の協議会のうち民間発意で結成した例はないという。【天野典文】

 ◇民間発意で全国初
 千坂さんらが作る「久保川イーハトーブ自然再生研究所」と、東大大学院保全生態学研究室(鷲谷いづみ教授)が発表した。これまであまり注目されていないが、久保川流域は「水生昆虫類など希少な生物が多く生息している」といい、両者が3年前から調査研究を続けている。今回、法定協議会結成で行政にも目を向けてもらうほか、国や県などにも参加してもらうことで、息の長い運動に発展させようという狙いだ。
 今後、流域調査のうえ、事業計画を策定して活動を進める。今のところ、これまで続けていた外来種、セイタカアワダチソウの抜き取りや、日本固有種に影響を与えているウシガエルやアメリカザリガニの排除活動などを見込んでいる。
 千坂さんは「専門家の指導を受けながら、国や県、市、市民団体などと連携し環境保全を進めたい」と話す。
 同法は、自然再生と生物多様性の確保のため02年に成立。地域の団体や専門家、行政などで協議会を構成し、地域事情に則した活動を進める。東北地方では、宮城県で二つ、秋田県で一つ結成されている。
 協議会の問い合わせは千坂さん(電話080・6005・6692)。4月15日朝刊

(「※」は、「山」へんに「彦」)

+Yahoo!ニュース-岩手-毎日新聞

Posted by jun at 2009年04月16日 12:15 in 外来生物問題, 自然環境関連

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