2009年04月07日

京都府のアライグマ駆除を採択 環境省の生物多様性保全支援

 環境省は3日、希少種の保全や外来生物の駆除を支援する「生物多様性保全推進支援事業」に、特定外来生物アライグマの駆除を本格化させる京都府など全国7地域を採択した。地元住民らでつくる協議会の運営や駆除、保全にかかる経費の一部を支援する。

 府内では近年、ペットが野生化したとみられるアライグマ(北米原産)の捕獲数が急速に増加。農作物の食害や人家への侵入も増えており、府は本年度から緊急対策として、市町村が捕獲で使う機材購入や処分経費への補助を始める。
 府内の確認事例は2003年ごろから増え始め、07年度の捕獲数は5年前の100倍以上となる664頭、農作物被害も中丹、南丹地域を中心に前年度の5倍となる約2900万円に上った。人家の天井裏に住みついて多量のふんで汚したり、寺社仏閣の柱を傷つけるなどの被害報告も増えている。
 このため、府や捕獲数が増えている京都、亀岡、長岡京、舞鶴、木津川の5市が、狩猟の許可がなく駆除が認められる外来生物法に基づく防除実施計画を策定し、計画的な駆除に努めている。今回の採択を受けて府は近く中丹、南丹地域の自治体や専門家を交えた協議会を設置し、広域的な駆除や生態調査、感染症の検査にも乗り出す。
 府自然環境保全課は「在来の希少種への影響も懸念されており、文化財保護でも対策は欠かせない。市町村と連携した捕獲態勢や安全な処分方法を確立させたい」としている。
 また、絶滅のおそれがある国の天然記念物アユモドキの生息環境保全に取り組んでいる亀岡市も同事業に採択された。

+Yahoo!ニュース-社会-産経新聞

Posted by jun at 2009年04月07日 12:35 in 外来生物問題

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