肉食性で米国原産のワニガメが、尾鷲市賀田町の小浜川で捕獲された。外来生物で、県尾鷲保健所は無許可で飼った飼い主が捨てたとみている。
見つかったのは体長45センチ、甲羅の長さは25センチ。同町のペット卸売業者の男性(46)が20日に捕獲し、同保健所に届けた。
ワニガメはあごの力が非常に強く、体長は大きなもので1メートルを超える。人に危害を加える恐れのある特定動物に指定され、飼育するには県の許可がいる。甲羅にある規則的な凹凸が特徴で、映画「大怪獣ガメラ」のモデルになった。
鳥羽市の鳥羽水族館飼育研究部の三谷伸也課長(42)は「ワニガメは県内で年に数匹見つかる。春になると冬眠から目を覚まし活動的になる。棒で突くなどのいたずらをせずに見つけ次第、保健所か警察に通報を」と注意を喚起。同保健所は「日本にいない動物を捨てると生態系を壊す恐れがある。責任を持って最後まで飼って」と呼び掛けている。
同保健所は捕獲されたワニガメの収容施設が見つからない場合、安楽死を検討している。(福田大展)