2009年02月26日

湖底の酸素濃度回復 琵琶湖北湖 昨秋、過去最低を記録

 滋賀県は24日、昨秋に過去最低を記録した琵琶湖北湖の湖底の酸素濃度が、例年通り回復したことを確認したと発表した。上層と下層の水が混ざり合う「全循環」が今年も起きたためだ。ただ、全循環があっても酸素濃度が異常に低かった昨年のような事例もあり、県は「今後も酸素回復の推移を注視する」としている。

 湖底で必要な1年分の酸素を蓄える全循環は、酸素を多く含んだ上層の水が、冬の外気で冷やされ比重が重くなり、下層と混ざり合う。
 県琵琶湖環境科学研究センター(大津市)によると、北湖の高島市沖の7地点で、今月2日から酸素濃度の回復が順次始まった。23日には全地点で1リットル当たり11・1−9・0ミリグラムとなり、回復の目安とされる7・5ミリグラムを上回った。
 今冬の平均気温は、昨年12月が6・8度、1月が4・0度で、平年と大差はなかった。同センターは、全循環が例年通り起きたとみている。
 昨秋に酸素濃度が過去最低となった要因について、同センターは一昨年秋にも湖底の酸素が減少したため昨冬の濃度回復が不十分となり、湖底の土壌まで酸素が行き渡らなかった可能性を想定。このため今回も、「例年、湖底の酸素濃度が高い状態が続く3月まで、この状態が継続するかどうかを見ていく」としている。
 北湖湖底の酸素濃度は、昨秋に過去最低の0・5ミリグラムを記録し、生物が生息するのに必要な2ミリグラムを下回った。地球温暖化の影響が指摘され、生物への影響が懸念されている。

+Yahoo!ニュース-滋賀-京都新聞

Posted by jun at 2009年02月26日 13:11 in 自然環境関連

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