滋賀県議会の琵琶湖淀川水系問題対策特別委員会は15日、大戸川ダム(大津市)建設中止を求める嘉田由紀子知事の意見案を民主党・県民ネットワーク、対話の会・びわこねっと、共産党県議団の3会派の賛成多数で可決した。16日の臨時議会本会議でも可決される見通し。
採決では委員長と欠席した委員1人を除く14人のうち、3会派の計8人が賛成し、ダム建設を主張する自民党・湖翔クラブなどの6人が反対した。公明党が提案した継続審議は賛成少数で否決された。
この日の委員会審議で、自民党は、大戸川改修や予定地の付け替え県道整備の実現が不透明などと批判。民主党など3会派は、ダムより河川改修の方が現実的で早期に治水の安全を高められるなどと意見案を支持した。
議員定数の過半数を占める民主党など3会派は意見案賛成で一致しており、本会議でも可決される見通しだ。
意見案は、昨年12月の同特別委で、委員長が体調不良で途中退席したため採決が持ち越され、翌日の本会議最終日で県議会が流会、意見案は廃案となった。嘉田知事は9日に開会した臨時議会で同じ意見案を再度提案していた。