2009年01月10日

淀川水系ダム問題:大戸川ダム予定地視察 3知事、結束アピール/滋賀

 ◇周辺道路は工事継続を
 国に建設凍結を求めることで合意した大戸川ダムの建設予定地(大津市)を視察した滋賀・嘉田由紀子、京都・山田啓二、大阪・橋下徹の3知事。3人は8日の視察後の記者会見で、周辺整備事業である道路工事の継続要望や、大戸川改修の必要性を理解する点などで一致していることを改めて強調し、上中下流3府県の結束をアピールした。【服部正法】

 3知事は琵琶湖から宇治川、淀川に流れる水を調節する大津市の瀬田川洗堰(あらいぜき)やダム建設時に水没するため集団移転した大鳥居地区の移転先、水没する県道の付け替え道路工事現場などを見学した。
 関係者によると、視察は以前から橋下知事が希望。一方、ダム建設を凍結した際の(1)付け替え県道工事への京都、大阪府の費用分担(2)大戸川の改修を滋賀が行うことに対し流量が増える下流両府の了解――について、ダム推進派県議らから「担保があるのか」と再三問われてきた嘉田知事には、山田、橋下両知事の意思を確認し連携を強調する狙いもあったとみられる。
 三重・野呂昭彦知事も加えた昨年11月の4知事共同見解で、県道工事などについて「国が責務を果たすべきだ。その場合、大阪、京都は滋賀と助け合って責任を果たす用意がある」と明記していた。
 共同見解を受け、政府が来年度予算案にダム建設関連費だけでなく付け替え道路建設費の計上も見送ったが、山田、橋下両知事は8日、「(工事中の)道路を放置することはあり得ない」と強調。費用分担について「(責任に関して)京都、大阪、国は一緒ではないか。しっかり議論すべきだ」(山田知事)、「下流(の京都、大阪府)に責任がなくなるわけでない。負担の仕方を国や流域府県でどうするかはこれからの話。新たなルール作りをしていきたい」(橋下知事)などと述べた。
 また、山田、橋下両知事は、ダム凍結時に大戸川の河川改修を滋賀が行うことについて「(下流のために改修が滞り)上流の滋賀だけに犠牲を強いるのはおかしい」とした。1月9日朝刊

+Yahoo!ニュース-滋賀-毎日新聞

Posted by jun at 2009年01月10日 13:20 in 内水面行政関連

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