琵琶湖の嫌われ者のブラックバスを食材として有効活用し、特産品化につなげようと研究しているグループが26日、高島市内の料理店で試食会を開催。参加者からは「臭みがないし、あっさりしてうまい」などと驚きの声が上がった。
企画したのは、県内外の企業や学識研究者、市などでつくる「ブラックバスの加工と料理の可能性についての検討会」。県内の調理師や漁業関係者など30人ほどが参加した。
この日のメニューは、西京漬けやもろみ漬けといった焼き物をはじめ、昆布で巻いた竜皮(りゅうひ)巻き、すり身を加えたみそをのせたふろふきダイコンなど計8品。特に刺し身は臭みがなく、皮と身の間のぷりっとした食感も特徴的で、参加者もびっくり。同会によると、ブラックバスは10月から2月が旬で、身に脂が乗って臭みが少ないからだという。
発起人の1人で、京都市の食品コンサルタントの河野武平さんは「まずは地元の人たちがおいしいものだと認識する必要がある。味が良く、湖産の安心な食材でもあるわけだし、どんどん利用していかないと」と話していた。(多園尚樹)