琵琶湖・淀川水系のダム建設をめぐり専門家の意見が割れている国土交通省近畿地方整備局の「淀川水系河川整備計画案」について、滋賀県の嘉田由紀子、京都府の山田啓二、大阪府の橋下徹の3知事が3日、大阪市内で、諮問機関の淀川水系流域委員会から意見聴取を行った。
計画案をめぐっては整備局が諮問している流域委員会の中で意見が割れ、平成19年度中の予定だった提言と計画決定がずれ込んでいる。このため、山田知事からの直接の電話で、利水者である3府県の知事がそろって審議状況の説明を受けることになった。
ダム不要の立場をとる流域委が「効果は小さく限定的」としたのに対し、推進する整備局は「洪水時の水位はダムでできるだけ低くする必要がある」と主張。山田知事は「安全、安心が3府県共通の願い」と中立的な立場だったが、嘉田知事は「琵琶湖がある近畿圏でダムに緊急性があるのか」と疑問を投げかけ、橋下知事は「大阪府は財政非常事態を宣言している。費用対効果の部分を分かりやすく説明してほしい」とそれぞれ感想を述べていた。