滋賀県近江八幡市と安土町は9日、今月中に西の湖とその下流の長命寺川をラムサール条約に登録申請するよう県に申し出ると正式に発表した。1993年に登録された琵琶湖の対象地を拡大する追加登録を目指し、全国有数のヨシ群落を誇る西の湖周辺の登録を通じて国際的に重要な湿地として保全を図る。
西の湖のヨシ群落は約109ヘクタールあり、琵琶湖周辺に約20カ所ある内湖全体(186・6ヘクタール)の約6割を占めている。ツルスゲやノウルシなど、県のレッドデータブックで貴重種に選定されている植物が17科26種あるほか、ヨシ群落で羽を休める鳥類も37科124種が確認されている。
両市町は、開発地を除く申請対象地の面積調査を終えた後、県に登録申請を求める申し入れ書を提出、10月末に韓国・昌原市で開幕する条約締約国会議での認定を目指す。同条約に登録されても、新たな規制はかからないという。