2008年01月25日

世界遺産登録:県と彦根市、ライバルに 獅山市長「方向性に違い」/滋賀

 ◇彦根城など国宝4城セット、長野県松本市と共同研究し目指す
 嘉田由紀子知事が琵琶湖の世界遺産登録を目指す意向を表明した問題で、彦根市の獅山向洋市長は23日の定例記者会見で、「(彦根城など)国宝4城をセットに世界遺産登録を目指すことも選択肢の一つに、松本城の長野県松本市と共同研究に入る」と知事に伝えたことを明らかにした。彦根城は世界遺産の暫定リストに登載されて15年余り。県からも委員を迎えた懇話会で本登録を目指してきたが、県と市が世界遺産を目指すライバル同士になった。【松井圀夫】

 発端は、年頭会見で知事が琵琶湖の世界遺産登録を目指すと発言したことで、“寝耳の水”の獅山市長が年頭会見で「彦根城が関連するのなら、事前に彦根に話があってもいいと思う」と強烈に皮肉っていた。
 獅山市長によると、皮肉発言の直後に知事から電話が入り、16日に市長から要請して知事と面談。松本市の申し入れを受け、松本、彦根、姫路(兵庫県姫路市)、犬山(愛知県犬山市)の国宝4城をセットで世界遺産登録を目指すことも選択肢の一つとして共同研究に入ることを伝えた。同市長は既に今月18日、松本市を訪れ、意見交換したという。
 獅山市長は「知事には理解してもらえたが、県としても琵琶湖の世界遺産登録を目指す方針が示された」と説明。知事との話し合いで、獅山市長は「『琵琶湖はブラックバスやブルーギルが増え、生態系は崩れている』と話したが、知事は近江八幡の水郷などを挙げていた。彦根城が含まれているかは、あえて聞かなかった」などと話した。
 「(知事とは)けんか分かれか」との質問に、獅山市長は否定したが、「県と彦根市がそれぞれに世界遺産登録を目指すことになる」とし、県との方向性の違いを明確にした。
 世界遺産には、文化遺産、自然遺産、複合遺産の3種類ある。彦根市は、彦根城郭▽城下町▽琵琶湖と周辺の城――などを挙げ、世界遺産の内の文化遺産を目指しているが、県は琵琶湖の登録種類は検討中という。 1月24日朝刊

+Yahoo!ニュース-滋賀-毎日新聞

Posted by jun at 2008年01月25日 08:19 in ブラックバス問題, 内水面行政関連

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