◇19人はライフジャケット非着用
第5管区海上保安本部管内(大阪、兵庫、和歌山、徳島、高知の5府県)で、釣り人の死亡・行方不明者数が、07年は前年(9人)の2倍を超える20人にのぼり、統計を始めた01年以降最悪だったことが、5管本部のまとめで分かった。20人のうち、でき死とみられる19人は全員ライフジャケットを着用していなかった。【山田泰蔵】
まとめによると、釣り中の死亡・行方不明者数は府県別では和歌山7人、高知5人、兵庫4人、大阪・徳島各2人だった。5府県の釣り中の事故者数は42人で前年よりも1人減ったが、不注意などで磯場や岸壁から海中へ転落するケースが多いといい、マリンレジャーに伴う海浜事故者88人の48%を占めた。
釣り中の事故者のうち、ライフジャケット着用の場合、83%(6人中5人)が生存し、でき死者はゼロだった。一方、非着用の場合、生存率は47%(36人中17人)にとどまった。また、事故者のライフジャケット着用率は磯場では高かった(43%)が、防波堤や岸壁などでは着用者がいなかった。
同本部は「気軽に行ける防波堤や岸壁でも転落すれば死に至る危険は磯場と変わらない。防波堤などでもコケで足を滑らせるケースは多い」とライフジャケットの着用を呼びかけている。
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◇釣り中の事故者数の推移
01年 48(18)
02年 36(12)
03年 21(9)
04年 35(7)
05年 20(5)
06年 43(9)
07年 42(20)
※カッコ内は死亡・行方不明者数。単位は人数。
〔神戸版〕 1月23日朝刊