大崎市田尻で「メダカの郷」を主宰する自然観察家、高橋孝憲さん(59)が1日、田尻北部の夏川わきの沼地で、ブラックバス(オオクチバス)に並ぶ食害魚とされるブルーギル(バス科)を30匹捕獲した。高橋さんは「県内の淡水生態系を守るためブルーギル対策も必要になった」と指摘する。
ブラックバス捕獲のため数十回、投網したところ十数匹のブラックバスとともにブルーギルが混獲された。1〜3年魚とみられ、体長は12〜20センチ。各種の魚の稚魚や卵などを手当たり次第に餌にし、ブラックバス以上の食害をもたらすとされる。1960年代に米国から国内に持ち込まれ、各地に放流された。
高橋さんによると、今年早春、同じ池で投網した時、ブルーギルは1匹だけだった。今回の捕獲はそれ以後、何らかの理由で北上川本流方面から遡上(そじょう)した一群が、水辺植物が茂り環境の良い沼地に居着いたのではないかと推測する。【小原博人】 12月6日朝刊