養殖された琵琶湖固有魚・ホンモロコの初出荷イベントが18日、草津市下物町の「道の駅草津」であり、朝早くから多くの人が行列を作って“湖国の味”を買い求めた。
ホンモロコは外来魚の影響などで漁獲量が激減。特産品として復活させようと草津市が05年に養殖実験を始め、これに賛同した同市の農・漁業関係者らが休耕田を利用して育てた。稚魚は今年4〜5月に放流。えさのプランクトンを繁殖させるタイミングが難しいうえ、水中の酸素濃度が低下して多くの稚魚が死ぬなど困難が伴ったという。
午前7時ごろから並び始めた列の中には、大阪・京都から来た人も。ホンモロコは飛ぶように売れ、用意した約100キロ分はすぐ完売した。あめ煮も販売され、守山市笠原町の無職、鳥井明男さん(64)は「日本酒によく合いそう」とにっこり。
農・漁業者らでつくる「草津ホンモロコ生産組合」の松浦敏夫代表(57)は「皆さんの期待に応えるためにも安定した生産態勢を整えたい」と話していた。【豊田将志】 11月19日朝刊